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個別指導で成績があがらない原因

個別指導で成績が上がらない場合、その原因は主に以下の2つです
(生徒にまったくやる気がない、等の場合は除きます)

① 講師がアルバイト


専任講師をしのぐアルバイト講師がいないわけではありませんが、一般的にアルバイト講師は専任講師に比べ生徒の成績があがりにくいとは言えます。アルバイト講師の場合、教える経験が蓄積されない、生徒の情報が蓄積されない、(こちらの  授業についてのページの個別指導の問題点をごらんください)という問題があります。さらに、サークルの飲み会やゼミ合宿等自分の都合が第一(アルバイトなので当然と言えば当然ですが)で授業日程の変更が多いバイト講師もいます

一方で、学生のバイト講師の方が向いている生徒もいます。基礎学力が極端にない生徒や勉強に意識が向かない生徒です。このような生徒にとっては、歳が近いお兄さんお姉さんのような講師が、適当に恋バナなどの雑談をしてくれて学習「も」少しする(雑談の方が多い場合が往々にしてあります)、という形で、その教科に興味を持つようになる場合もあります。ただ、勉強嫌いの生徒にお金を払ってまで、無理に勉強させても。。。とは思いますが


② 映像授業が授業の中心

最近映像授業を取り入れている塾が増えているのは、能力のある学生バイト講師の確保が難しくなってきたことと、人件費が節約できるからです。パソコンに授業をしてもらえば、学生バイト講師と生徒の曜日調整をしたり、科目調整をしたりする手間がはぶけ、かつ安上がりですから

映像授業は、単語のテストをしたり、理科の実験や天体の運行を見たり、数学で立体の切り口を見たりするにはよいと思いますが、あくまでも部分的に使うものであって、映像授業が授業の中心になることは考えられません

なぜなら、授業は生徒と講師とのコミュニケーションです。生徒のその時その時の反応や理解度によって、ここの説明はこうしたほうが、とか、ここは前学年のこの箇所が理解できていないからわからない、だからちょっと復習を入れて、とか、ここは理解が不十分なのでもう少し類題を学習させないと、というように、たえず教え方、教える内容等が変わってきます。同じ単元の授業でも、生徒の対応によって、導入のしかた、問題練習の量、どこを宿題にするかなどが異なるのが本物の「個別指導」です

映像授業は、ひとりひとりが違う箇所を学習する、という形式的には個別ですが、「ひとりひとりの理解度に対応した授業をする」という「個別指導」とはまったく異なるものです